本シンポジウムは、社会福祉とりわけ介護分野の研究者と実務者の学際的交流の促進を目的とする。そのために日本で2回シンポジウムを開催し、ドイツから介護分野における研究者および実務者を日本に招聘する。日本では介護保険法が2005年に改正され、2006年 から施行、介護保険制度そのものが大きく変わりつつある。それらを踏まえて具体的には「介護予防」「リハビリ」「積極的介護」「介護の標準化」「第三者評 価」「介護経営」「介護福祉教育」等の問題を取り上げることとする。また、シンポジウムの成果を報告書として刊行し、広く世論に公表する。開催日は2007年3月を予定している。開催は東京と関西の両会場で計4回を予定しているが、そのうち2回は行政、介護事業関係者、介護サービス事業者、研究者など広範かつ多数人数を想定、2回は専門家による円卓会議とする。