10パーセント前後の成長率を誇る中国をはじめとするアジア諸国は、この数年間で、夢物語のようにさえ感じられるほど大きな売上げを誇る市場に発展しました。その結果、今やアジアはドイツの企業や政治家にとって必須課題となりました。
旧来より日本経済もドイツ経済も、アジア市場を各々の事業における戦略的に重要なターゲットと位置づけており、両国の企業はアジアで大きな成功を収めています。しかしながら、対アジア貿易総額では日本がドイツを大幅に上回っています。日本が何かを「巧妙に」行なっているのでしょうか、それともアジア市場との地理的な近さだけが、プレゼンスの大きさで日本がドイツに勝る理由なのでしょうか。反対に、ドイツ企業の戦略的に重要なアプローチで、日本が取り入れることが可能なものがあるのではないでしょうか。
日独間で異なる対アジア市場戦略やアプローチを詳しく分析し、相互の相違点と類似点を浮き彫りにして、互いに学び合える点と協力して相乗効果をもたらし得る点を探ることは、日独双方に資することと考えます。
この度、ベルリン日独センターとデュッセルドルフ市経済振興公社の共催で、デュッセルドルフ商工会議所の協力および日独産業協力推進委員会の支援を得て、以下のとおり日独シンポジウムを開催することになりました。
本シンポジウムはデュッセルドルフ商工会議所(IHK Düsseldorf, Ernst-Schneider-Platz 1, 40210 Düsseldorf)、Ernst-Schneider-Saalで、同時通訳をつけて日本語およびドイツ語開催いたします。
ご出席いただけます場合はデュッセルドルフ経済振興公社のオッテン(Ms Otten、email:stephanie.otten@stadt.duesseldorf.de、fax:0211-893-2575)まで参加申し込み用紙ご送付ください。